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「尊厳」とは、どういうことなのでしょうか?
私たちは、その人の自分らしさを大切にすることだと考えています。
自分らしさの前提にあるのは「自由」。
なぜならば、自由がなければ、自分らしい立ち振る舞いが制限されるからです。
しかし、介護の現場では、当たり前のように自由を束縛してしまいます。
確かに、「自由」を受け入れることによって、ご利用者様の身体的リスクが高まるかもしれません。
一人ひとりの対応を求めてられることも増えるかもしれません。
しかし、私たちは、尊厳確保こそ第一の価値と考えます。
人は食べたい時に食べ、トイレに行きたい時に行き、寝たい時に寝ます。
この日常に何度も繰り返される当たり前の積み重ねが「生きていく」ということそのものです。
ご利用者様は、その当たり前に「生きていく」ことが、様々な理由によって脅かされています。
私たちは、日常の生活への援助を通じて「生きていく」ことを支えています。
プロとして安心・安全を守りながら、人間の尊厳を大切にしていきます。
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接遇とは【おもてなしの心】を持って相手に接すること。
ご利用者様は、自分自身がどういう扱いを受けているかを、接する人の言葉や態度、表情、動作などで判断しています。
よって、「あなたは私にとってとても大切な方です」ということが、言葉や態度のすべてに現れる接し方が、よい接遇の仕方だといえます。
そして、よく言われるマナーとは相手への【おもてなしの心】を伝える手段の一つです。
困っているスタッフがいたら「大丈夫?何か助けてあげられることある?」と声をかけてあげられること。
雨に濡れている人がいたら傘を差しだしてあげること。
物が落ちたら拾ってあげること。
こういった当たり前の行動にも、よい接遇の根幹として「あなたは私にとって大切な人である」というメッセージが潜んでいます。
笑顔や挨拶・掃除・服装・表情・敬語等々、さまざまな手段を使って、そのメッセージを「形」として発信していきましょう。忙しい日々の業務の中で、なかなか心のゆとりを持てない時もあるでしょう。
限られた時間・人数での業務の中で、難しさを感じることあるでしょう。
しかし、ちょっとした工夫で、「あなたのは私にとって大切な人です」ということを伝えられる方法は他kす案存在しているはずです。
「やさしい笑顔」一つ届けるのは、難しい事ではありません。
些細に見えるおもてなしでも、スタッフ全員が実践できたら、日本一の介護サービスを提供する事業所になるはずです。
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アメリカの精神科医ウィリアムグラッサー博士による「選択理論」によれば、人の悩みの約9割は人間関係によるもの、と言われています。
上司関係・同僚関係・友人関係・家族関係などなど、確かに悩みの多くは人間関係にかかわっているものが多そうです。
逆に言うと、人間関係が円滑になれば、悩みは軽減されることとなります。
そして、人間関係を円滑にする秘訣は、コミュニケーション力になると考えます。
コミュニケーションの語源はラテン語のコムニカチオ。
コムニカチオの意味は「共感する、分かち合うこと」です。
人それぞれに、立場や見方や価値観が異なります。
自分が正しいと思っていることも、相手の立場や見方、価値観によれば違って見えていることも多いものです。
相手の話を聴き、まず相手の立場に立って、理解・共感の姿勢を示しましょう。
そのうえで、「私の意見としては〇〇です」と伝えるしましょう。
例えば、物言わぬ認知症の方々の心の声に耳を傾け、その不安を理解・共感することこそ、認知症ケアのスタートでもあります。
そして、その理解を、言葉だけでなく、表情・態度・行動などあらゆる「形」で表現していくようにしましょう。
「まず相手を理解し、そして理解される」姿勢を私たちメロディの職員は大切にしていきます。
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十人十色。
つまり、人はそれぞれみんな違います。
人それぞれに、立場や見方や価値観が異なります。
自分が正しいと思っていることも、相手の立場や見方、価値観によれば違ってみえてくることも多いものです。
それぞれの「違い」を受け入れる寛容の精神をメロディでは大切にしていきます。
そして、それぞれの「違い」を受け入れるということは「個別対応」の必要性につながります。
そして、それぞれの「違い」を受け入れるということは、「個別対応」の必要性につながります。
誰一人として同じ人間はいないという大前提にたち、柔軟な姿勢で個別対応の実践にチャレンジしていく姿勢を私たちは大切にしていきたいと考えています。
理解できない違いに遭遇した際に、相手を変えるという姿勢ではなく(これはストレスから解放されない)、自分自身でコントロールできるのは唯一自分の思考と行動であることを自覚し、寛容の精神・柔軟な対応を意識した「選択」をメロディの職員には期待しています。
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。」
これは精神科医エリック・バーンの有名な言葉です職員間でも同じです。
誰一人として同じ人間はいません。
「違い」を歓迎するからこそ、シナジーの可能性が増します。
事業所名の中にある「メロディ」という言葉の意味。
ドレミファソラシドという音符の集合の組み合わせで、無限の音楽が作られています。
同じように、瞬間瞬間の積み重ねによって、無限の人生が生まれ、誰一人として同じ人生を送ることはありません。
だからこそ、私たちメロディと出会うことで、関係する人間の瞬間瞬間が有意義なものとして刻まれ、皆さんが自分だけの素敵なメロディを奏でた人生を送っていただくお役にたてれば何よりもうれしく思います。
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誠実さとは、「言行一致」の事を言います。
人の悪口を言わないと約束したら、人の悪口は言わない。
今秋までに仕事をやると言ったら、今秋までにきちんとやる。
今日中にFAXすると約束したら、今日中にFAXする。
「言行一致」で真摯に取り組み姿勢は、周囲の信頼を生み出します。
誠実さは、「信頼残高」(相手からの信頼度)につながり、その信頼は自分自身が理解されやすくなることにもつながります。
悪口を言う人間から「悪口を言ってはダメだよ」と注意されて、素直に受け入れるのは難しいですよね?
同じことを言っても、「誰に言われるか」はとても大切な要素です。
ここでの「行動指針」についても、理解・共感いただけたら、ぜひ、誠実な精神にて取り組んでもらいたいと期待しています。
誠実さは信頼への一番の近道だと考えます。
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メロディで使う「考える」とは、自分の意思で主体的・能動的に深く考える事を言います。
では、「受け身に考える」とは、どういうことでしょうか?「月をバックに、空を飛ぶ自転車を考えないように」と言われれば、考えないように指示されても頭に浮かんできてしまいます。
これが条件反射的に「受け身に考える」ということ。
外部からの情報に対して、私たち亜幼いことからの経験や教育により、無意識に一定のパターンで反応するように条件づけられています。
例えば、「問題」が起こった際に、私たちが無意識に条件づけられた反応とは、①何が間違っているという価値判断が先にきます。
②「彼が悪い」「彼女が悪い」「社会が悪い」等々が、ごく自然な思考プロセスとして芽生えます。
③「誰が悪い」→「直せ」④「直せ」の前提として「自分は正しい」⑤正しい自分という思考回路の先には「被害者意識」につながります。
⑥主体的に考えることをやめます。
不景気や、審判、競合などはすべて外的環境である、こうした外的環境を常に原因にしていると、その個人・集団からは主体性が失われていきます。
メロディでは、「受け身に考える」ということから脱却し、主体的・能動的に、深く「どうしたらできるのか」を「考える」文化を育てていきます。
ご利用者の皆様の思いに寄り添い、その方がいかに穏やかにその人らしく自立・自律(自己選択・自己決定・自己責任)した生活を送っていただけるようなケアをしていくのか。
これも私たちメロディが大切にする「考える」力を必要としています。
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私たちは、何かを願うとき、現状と理想のギャップにある「壁」に遭遇します。
求める理想が高ければ高いほど、大きな影に遭遇することになり、逆に言えば、悩めば悩むほど、その週何は成長のチャンスに遭遇していることとなります。
「基礎化学は役に立つか?」という質問に対し、ノーベル化学賞を受賞された田中耕一さんは、基礎研究は「0から1」の創出であり、応用研究は「1から1000」への展開であると答えています。
人間の成長にも似たような子ところがあると思います。
私たちは、それまでの経験や知識では解決策が見いだせないというなんだに直面することも多いはずです。
どちらかと言うと、解決策が見いだせない悩みのほうが多いのではないでしょうか?
無理だと思っていたことも、ある学びや物の考え方の変化を通じて可能性が広がっていく瞬間があるのではないでしょうか?
その時に、今まで自分自身が経験してきたことだけでなく、同じような悩みを持った人間の体験談などを参考にしてみるのもよいでしょうし、人に意見を求めるのもよいでしょう。
そのために、一人一人が行動指針として、学ぶ姿勢を大切にしていきます。
私たちは、「なれる最高の自分を目指して」知見を深め、自分の可能性を広げ、社会に貢献していくプロ集団であることを自覚し、誠実に取り組んでいきたいと考えます。
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具体的な経験をした後で、内省的に思考や行動を振り返り、そこから得られたものを得論に発展させ、次の機会に積極的に実践していくと、経験が学習に昇華できます。
これを「経験学習」と言います。
人は、先人の経験値から学ぶことも多いですが、失敗からしか学べないことが本当に多いのものです。
成長するには、チャレンジが必要です。
もしかしたら、一番たくさん失敗した人間が、一番魅力的な人間力を身に着けられるのかもしれません。
そもそも初めて自転車に乗った時、転がらなかった人は果たして存在するでしょうか?
「チャレンジすることを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」(HONDA創業者:本田宗一郎)という言葉がありますが、私たちメロディでもこの精神を大切に育てていきたいと思います。
もちろん、チャレンジは大変かもしれません。
肉体的にも、精神的にも、辛い時もあるでしょう。
だからこそ、大事にしたいのは、遊び心です。
大変は「大きく変わる」と書きます。
ピンチだと感じている現状も、捉え方を変えると、成長のチャンスになります。
遊び心を大切に、「出来ない」ではなく、「出来るかもしれない」と思って、まずは一歩を踏み出してみませんか?
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私たちは、一人一人が主役です。
役職や正社員・パートに関係なく、全員が主役です。
一人一人が主役なのだという当事者意識を大切に、身の回りにある様々な課題に対して積極的にかかわっていきましょう。
仕事の中でも一人では成し遂げられないことがたくさん存在します。
たくさんの人間が集まれば意見の相違や衝突を恐れ、自分の意見を言わず、陰で「そんなの無理だよね」などと愚痴ってしまう。
一人では乗り越えられずとも、メロディとして乗り越え、成長していく為には、一人一人が課題に対して、当事者意識を持って、積極的にかかわっていく姿勢が大切です。
一方で、自分本位だけでは困ります。
協調性も大切です。
私たちは、仲間です。
お互いを思いやり、配慮をすることが求められています。
「積極性」と「協調性」矛盾する二つだと、感じるかもしれません。
しかし、『「ORの抑圧」をはねのけ、「ANDの才能」を活かす』という言葉があります。(「ビジョンリー・カンパニー」ジム・コリンズ著)
「ORの抑圧」とは、相反する二つがあったら、どちらか一つしか選べない、という考え方。
「ANDの才能」とは、両方を同時に手に入れよう、という考え方。
「ビジョナリー・カンパニー」によると「ANDの才能」は、永続している会社が持つ特徴の一つです。
「スポーツの限らず、仲間と切磋琢磨し、共に掴み取った喜びは、自分一人だけでつかんだ喜びに5倍、10陪といった大きいものに。
勝利を掴み取れなかった時の悔しさも同じ分だけ大きくなるでしょう。
それは、自分一人では不可能なことを達成できるという、より難しい物事へのできるという共感能力を持っているからだと思います。」(五郎丸歩)私たちは、「ANDの才能」を発揮して、「積極性」と「協調性」を両立させることで、どこよりも強い組織を創り上げていきます。